4-5 コマンド実行箇所のフォーマット

コマンド実行箇所のフォーマット

コマンドの実行を書く際は以下のフォーマットに従って記載してください。

  1. どういうコマンドを実行するのかコマンドの説明

  2. コマンドを記載

  3. コマンドの実行結果を記載

項目を一つずつ説明します。

1. どういうコマンドを実行するのかコマンドの説明

どういうコマンドを実行するのか説明がない状態で、「以下のコマンドを入力してください。」と言われても学習者は、何のためにコマンドを実行するのか、どんなコマンドを実行するのか分からないまま進めることになります。

なのでどういうコマンドを実行するのかコマンドの説明を最初にしましょう。

2. コマンドを記載

次にコマンドを記載します。コマンドを記載する際は、$」や「%」を先頭につけない ようにしてください。

実行コマンドをコピーして実行した場合に$や%が含まれるため、エラーが発生してしまいます。初学習者は原因がわからず挫折につながる恐れもありますので、コマンドのみ記述するように統一してください。

また、どこでコマンドを実行するかは記載しましょう。

例えば、プロジェクトルートで実行する場合は、以下のような記載で問題ないでしょう。

しかし、Dockerなどを使用することによりコマンドの実行箇所がプロジェクトルートやDockerコンテナ上など複数にわかれる場合は、以下のようにしっかり記載してあげましょう。

3. コマンドの実行結果を記載

最後にコマンドを実行したら、どういった結果が表示されるか**コマンドの実行結果を記載してください。**コマンドの実行結果がない場合、学習者はコマンドを実行してもうまくいったのか分かりません。

逆にコマンドの実行結果を表示することで、学習者は自分が実行したコマンドが正しいかどうか確認することができます。

例 コマンドと実行結果を分けた記述

下記の例のようにコマンドの記載と実行結果を分けて表示してください。

npm や yarn でライブラリをインストールする場合

npm や yarn でライブラリをインストールする場合は、うまくライブラリが追加できているか確認のため、 コマンドの実行結果だけでなく、 package.json の変更差分も表示するようにしましょう。

yarn addのコマンドと実行結果の記述

Node のプロジェクトでパッケージを導入する場合は yarn add (またはnpm install) コマンドを使います。 webpack を導入するには以下のコマンドを実行してください。

コマンドを実行して、以下のように出力されていれば問題なく実行できています。

ライブラリが追加されると、package.jsondependenciesというセクションにライブラリとバージョン情報が追加されます。 今回追加したwebpackwebpack-cliが追加されているかpackage.jsonを確認してみましょう。

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